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元気の出る農業へ生協向け産直野菜をグループ出荷 -岩手・軽米町の担い手たち

-岩手・軽米町の担い手たち

 岩手県軽米町は町内の7割が農家とあって“農業者が元気でなければ町は活性化できない”と有志20人が「軽米町生き生き担い手クラブ」という生産者部会を昨年結成。今年は特色ある産直野菜をパルシステム生協連合会に出荷し、地域循環型農業による生産振興に取り組む。 昨年はJAを通じて市場出荷したが、今年からは全面的にパルシステムとの提携に切り替え、トウモロコシ、ジャガイモ、インゲン、エダマメを供給する。栽培面積は計202a。 集出荷時期は関東各産地からの出荷が終わった後、北海道産が出回るまでの8月初旬から9月中旬までをねらう。その間は週5日間連続で出荷できるよう品目ごとに作付・播...

 岩手県軽米町は町内の7割が農家とあって“農業者が元気でなければ町は活性化できない”と有志20人が「軽米町生き生き担い手クラブ」という生産者部会を昨年結成。今年は特色ある産直野菜をパルシステム生協連合会に出荷し、地域循環型農業による生産振興に取り組む。
 昨年はJAを通じて市場出荷したが、今年からは全面的にパルシステムとの提携に切り替え、トウモロコシ、ジャガイモ、インゲン、エダマメを供給する。栽培面積は計202a。
 集出荷時期は関東各産地からの出荷が終わった後、北海道産が出回るまでの8月初旬から9月中旬までをねらう。その間は週5日間連続で出荷できるよう品目ごとに作付・播種時期を調整する。
 環境にやさしい土づくりをし、土壌消毒剤や除草剤を使わず、生協の指定排除農薬なども使用しない。ジャガイモは生協独自のエコ栽培基準(散布農薬が慣行栽培の半分以下)とする。
 部会長は館坂久人さん。今後、部会員を増やし、供給品目を拡大していく。メンバーはそれぞれ、ほかの品目を生産しており、直売などもしている。
 支援組織はJA新いわて、二戸農業改良普及センター、軽米町、(株)軽米町産業開発。

(2009.05.19)