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顧客満足度向上目指し最新コンタミ精米ライン稼動 -JA和歌山県農

 和歌山県農業協同組合連合会(中西和弥・代表理事理事長)はこのたび、顧客満足(CS)度向上を目指し、海南精米センターにコンタミ対応の精米本機75馬力(能力max4.5t/h)の新精米ラインなどを設置、稼動を開始した。

agur101k0905270101.jpg 和歌山県農業協同組合連合会(中西和弥・代表理事理事長)はこのたび、顧客満足(CS)度向上を目指し、海南精米センターにコンタミ対応の精米本機75馬力(能力max4.5t/h)の新精米ラインなどを設置、稼動を開始した。
 
 新精米ラインには、コンタミ精米機DCM-75、コンタミ石抜機DAA-10A、デジタルカラセンDCA-100、同150型など、全機種に東洋精米機製の最新鋭コンタミ対応機器を導入することでコンタミリスクを解消した。
 さらに、二重、三重の最新選別機器群で異物を除去することで、県内JA関係、大手ベンダー、量販店、業務用店など、幅広い顧客からの厳しい要求に対応している。JA和歌山県農は、より安全で安心できる精米商品を供給することにより、高い顧客満足(CS)を目指している。
 県農の旧精米ラインは、このたびの新設で、コンタミ精米機25馬力の小口専用ラインと、新設75馬力ラインのシンプルで省エネ、コンタミレスという新時代の2ライン体制に生まれ変わった。 
 今回の新設備の課題は、精米ラインと白米タンクとの距離が離れていることだったが、ここに空気輸送のトーヨーソフトニューマを採用することで解決した。これにより数本の搬送機が不要となり、米へのストレスが軽減した。また相対的に品質が向上するだけでなく、ロット切替時間の短縮で、生産性が向上するというメリットも生み出した。
 このたびの設備一新は、工程の長い旧精米ラインに比べ、ロット切替時の米掃除が不要になったこと、エアー搬送により短時間でロット切り替えが可能になったこと、75馬力ながら最小300kgから精米出来ること、効率的なシンプル設計で消費電力が低減したことによるコストダウンなど、顧客満足(CS)向上だけでなく、精米工場経営にも貢献できる精米ラインに仕上がっている。

(2009.05.27)