農政・農協ニュース

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総資産額5073億円、前年度上回る JA全国共済会

JA役職員の退職金財源の積み立てを行っている(財)全国農業協同組合役職員共済会(JA全国共済会)は6月4日に理事会と評議員会を開き20年度決算を承認した。

 JAの加入率は前年度より0.9%増の89.9%。約8300人が新規に加入した。JA合併を契機に適格年金からの非課税移管金として50億円を受け入れた。
 掛金収入は351億円、年金受入は49億円でともに前年度を上回った。
 20年度の退職者は1万116人で前年度より減少した。JA全国共済会によると団塊世代の退職はヤマを越したという。退職給付金支給額は383億円となった。
 総資産額は5073億円で前年度より35億円増。4年ぶりに前年を上回った。総資産額は全JAの退職給付債務額の39%に相当する。職員の退職金財源を積み立てる「制度」は非課税となるため、20年度はJAなど加入団体の95億円の節税に貢献したことになるという。
 資金運用は国債が中心。世界的な金融危機のなかでも68億ほどの評価益を出した。運用資産が減価した場合の給付保証に備える積み立て金である給付保証準備金の期末残高は253億円。また給付還元安定財源は前年度より3億円増えて126億円となった。
 理事会・評議員会に先立つ3日には創立58周年と新事務所移転を記念して式典を開いた。園田俊宏会長理事(JA熊本県中央会会長)は「安全・安心・確実というモットーを大事にしてきた結果、予定どおりの決算となった。新事務所移転で心新たにしながら期待に応えてほしい」と職員を激励していた。

(2009.06.10)