農政・農協ニュース

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緊急節水対策本部を設置 農水省

 西日本太平洋側でダムなどの水源で水量がひっ迫していることから農林水産省は6月10日、農業用水緊急節水対策本部を設置した。

 西日本太平洋側では1946年以降、5月としてはもっとも少ない月間降水量となるなど小雨傾向が続いている。このため中国四国農政局管内では、吉野川、物部川など5水系で取水制限を実施している。また、8日は渇水対策本部を設置した。
 こうした事態を受け、本省農村振興局内に対策本部を設置した。小雨傾向が継続した場合、農業用水のさらなる取水制限やダムの枯渇、農作物被害の恐れもあることから、渇水に対する迅速で効率的な対応を図る。
 農村振興局長を本部長とし、▽気象、水源、農業用水の取水、作物生育状況についての情報収集と分析、▽農作物栽培での節水など農業用水の効率的な利用・管理の検討などを行う。

(2009.06.11)