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ハッピーミルクプロジェクトの報告会開く  コープネット

 牛乳1本につき1円をユニセフに寄付し、アフリカの子どもたちを支援するハッピーミルクプロジェクトに取り組んでいるコープネットは6月27日、事業報告会を東京で開いた。

ハッピーミルクプロジェクト絵画・川柳コンテストの授賞式 ハッピーミルクプロジェクトは08年度からの3年間で75万ドルの寄付をめざしている。08年度は計19週間にわたるキャンペーン期間中、コープネット全体で2474万5535本のコープマークの牛乳が購入された。寄付金はユニセフとモザンビーク政府が共同で取り組む「栄養プログラム」の支援に活用されている。
 報告会では募金の贈呈式が行われたほか、ハッピーミルクプロジェクト絵画・川柳コンテストの授賞式が行われた。
 また、コープネットの赤松光理事長がモザンビーク共和国の視察報告をした。
 モザンビークは貧困ライン(1日1ドル以下)の人口は半数を超える最貧国のひとつ。
「子どもたちの笑顔は本当に明るかった」というが、平均寿命は42歳と世界で下から5番めで、国を背負う人材確保のため子どもの健康、教育が大きな課題になっているという。赤松理事長は子どもたちの栄養不足は、栄養バランスを考えた食事や離乳食の知識がないことも原因と報告し、ハッピーミルクプロジェクトは「子どもたちに対する栄養プログラム」を支援し食生活や健康についての知識を持つ人材を育成しているとプロジェクトの意義を語った。

(2009.06.30)