農政・農協ニュース

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JA土佐れいほくの米粉工場を見学

 高知市市民相談センターは市内消費者団体の視察研修として7月22日、JA土佐れいほくの米粉工場を見学に訪れた。

熱心に工場の視察をする参加者 JAの試みとして珍しい土佐れいほくの米粉工場は、今年3月に竣工し4月から稼働を開始している。▽耕作放棄地をなくし農家の所得確保▽米の消費拡大、の2点が工場設立の大きな理由だ。
れいほく産100%の米粉 管内の米粉用米栽培面積は10.3ha。1日のうち生産される約500kgの米粉は、県内のパン屋やケーキ屋に販売されるほか、県外の製造委託会社に送られ冷凍うどんや餃子、乾麺などにも加工される。
 同JAでは米粉を使った食品の研究開発や、県内スーパーへの商談に努めているところだという。

◆目あたらしい地元農業を体感

 参加したのは消費者団体の代表者ら約20人。
1時間程度米粉工場を見学したほか、環境保全型農業でトマトの生産をしている和田農園で収穫体験と見学、米粉工場でつくられた米粉パンを製造・販売している工房「米米はーと」の見学といった盛りだくさんの内容で行われた。
「米米はーと」で販売されている米粉パン 視察の内容は市の中心商店街で行われる祭りでパネルによる活動報告を行う。


(写真)
上:熱心に工場の視察をする参加者
中:れいほく産100%の米粉
下:「米米はーと」で販売されている米粉パン
 

(2009.07.28)