農政・農協ニュース

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関東のウメの病気まん延せず  プラムボックスウイルス

 東京都青梅市のウメが日本で初めてプラムボックスウイルスという植物ウイルスに感染していることが今年4月1日に確認された。農水省はその後、全国調査をし、東京、茨城、神奈川の3都県を除く44道府県での発生は見られなかったと8月13日発表した。

 東京では5市町にまたがる9園地で、また茨城と神奈川ではそれぞれ1園地で感染を確認した。
 これらはいずれも青梅市の特定の園地から譲渡された穂木を接ぎ木したものとわかり、根から引き抜いて周辺園地への感染がないことを確認した。
 東京の9園地はウイルスを媒介するアブラムシの防除徹底などのまん延防止策を実施している。
 しかし発生原因は不明なので輸入時の確実な検査も実施する。
 モモやスモモなどの葉や果実に斑紋などの症状が出て商品価値が失われるとの報告があるが、ウメでの被害報告はまだない。
 このウイルスはヒトには感染しないので果実を食べても健康に影響はない。1915年にブルガリアで発見されてから欧州、アジア、北南米などでも発生が確認されている。

(2009.08.17)