農政・農協ニュース

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生物農薬をテーマに総合的な講演会  日本バイオ協

東京農工大の有江氏ら最前線を報告

 日本バイオロジカルコントロール協議会(以下「日本バイオ協」)は10月8日、神奈川県平塚市の全農営農・技術センターにおいて、生物農薬をテーマに総合的な講演会を開く。生物農薬利用の最前線と出会える。

 日本バイオ協は、フェロモン(注)を含む生物防除剤の研究開発および普及販売を行っている企業を正会員とし、同協議会の目的に賛同した法人・個人を賛助会員とした組織。環境にやさしい農業の先端を走っている。
 講演は、東京農工大農学部の有江力さんによる「微生物殺菌剤の現状と今後の展望」、埼玉県農林総合研究センター病害虫防除技術担当の畠山修一さんによる「カブリダニによるいちごのハダニ防除」など5演題。
 5演題とも生物農薬利用に関わる最前線の取り組みが報告されることから、JAグループはもとより業界関係者のより幅広い参加が望まれる。申し込み締切は9月25日(金)。
 《連絡・申込先》〒103-0004 東京都中央区東日本橋1-1-5 (株)エス・ディー・エス バイオテック内 日本バイオ協事務局 佐久間清。メール(1):kiyoshi_sakuma@sdsbio.co.jp メール(2):midori_ono@sdsbio.co.jp FAX(03)5825-5501
 (注)フェロモン ギリシャ語のpheromone(刺激を運ぶもの)に語源。性的に発情(興奮)を誘発させる性フェロモンが一般的。
 他に、他個体に特異的な行動を触発させるリリーサーフェロモン、受容した個体の内分泌系に影響を与えるプライマーフェロモンなどがある。
 

(2009.08.24)