農政・農協ニュース

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系統金融機関のリスク債権、前年比700億円減

 農林水産省は平成20年度末の系統金融機関のリスク債権の状況を8月28日に公表した。

 リスク債権の合計額は1兆2320億円で前年同期比で700億円減少した。リスク債権とは、貸出金の元本や利息の支払いが遅延しているなどの一定の条件に該当する不良債権で、農協法、農林中金法で開示が義務づけられている。
 リスク債権の比率は系統信用事業全体で0.4ポイント減の3.0%となった。
 リスク管理債権の系統金融機関の内訳は、農林中金が1900億円(リスク管理債権比率1.7%)、信連が1420億円(同2.0%)、JAが9000億円(同3.9%)となっている。
 他の金融機関のリスク管理債権比率は全国銀行が2.5%、信金・信組が6.2%。

(2009.08.31)