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「将来的には米粉利用100万トンを」赤松農相  「米粉倶楽部」が発足

 FOOD ACTION NIPPONは、米粉の普及と利用拡大で食料自給率をアップしようと10月6日、「米粉倶楽部」を発足した。

推進パートナー代表8社と、米粉倶楽部の看板を掲げる赤松農相(前列右から3人目)と長谷川理恵さん(同4人目)(写真)推進パートナー代表8社と、米粉倶楽部の看板を掲げる赤松農相(前列右から3人目)と長谷川理恵さん(同4人目)

 

 食料自給率向上の国民運動「FOOD ACTION NIPPON」は、今年9月で活動開始から丸1年となった。運動2年目の目玉企画が、この日発足した「米粉倶楽部」だ。
 会見で赤松広隆農水相は「コメの生産面は戸別所得補償制度で支援し、消費は米粉倶楽部で支援していく。年間500万トンある輸入小麦の1割、50万トンを米粉に代替すれば自給率は1.5ポイントあがる。将来的には100万トンの利用をめざし、これからの日本のより幅広い食の豊かさ、嗜好の拡大につなげていきたい」と、活動の広がりを期待した。。
 米粉のパンやパスタが好きだというタレントの長谷川理恵さんは「モチモチした食感や歯ごたえが好き。色々なところでPRしたい」と話した。米粉の普及について推進パートナーの一つであるパルシステム生活協同組合連合会広報部の堀田澤義人さんは「国民一人ひとりの食卓が変わっていかないといけない」、同じくモンサンクレール広報担当の村角忠之さんは「コメ文化を未来に残す責任がある」などと述べた。
 米粉倶楽部の主な活動は、ポータルサイトの運営を通じて米粉についての情報発信をしたり、米粉商品に統一ロゴマークをつけて消費を訴えていくなど。詳しくはFOOD ACTION NIPPONホームページで。

      推進パートナー各社のさまざまな米粉商品が紹介された推進パートナー各社のさまざまな米粉商品が紹介された
(写真)推進パートナー各社のさまざまな米粉商品が紹介された

(2009.10.07)