農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

せき柱混載の米国産牛肉を輸入

 10月9日、日本に輸入された米国産牛肉に「せき柱」が混載されている事例が発覚した。せき柱はBSE(牛海綿状脳症)の原因とされるプリンの蓄積リスクの高い特定危険部位。輸入条件違反となる事例。厚生労働省と農林水産省は当該施設からの輸入手続きを停止するとともに、在京米大使館を通じて詳細な調査を要請した。

 出荷したのはタイソンフレッシュミート社レキシントン工場(ネブラスカ州)。輸入者は東京都港区のティーエムシー(株)。
 9月16日に輸入した732箱(約15トン)に米国農務省発行の衛生証明書に記載がない輸入条件違反のせき柱を含む1箱(約16kg)があることが港区保健所の検査で確認された。
 厚生労働省と農林水産省は、関係自治体に対して出荷された貨物の輸入手続きを停止し、当該貨物に同じ事例が含まれていないかや、出荷先についても調査を依頼した。

(2009.10.14)