農政・農協ニュース

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被害額175億円超える  台風18号の農林水産被害

 10月8日、中部に上陸して東北に抜けた台風18号による農林水産関係の被害は13日の速報より66億円増えて合計175億6100万円になったと15日、農水省が2度目の速報を出した。

 うち愛知県の被害が最も大きかったが、被害額は約86億円で前回速報値と同額だ。
 全国の被害状況は農業関係約167億円林野関係約31億円水産関係約22億円。
 農業関係の中では、風による野菜の損傷などが約65億円で最も大きい。被害面積は約6700haに及ぶ。
 次いで果樹の落下などが約18億円。中でもカキの被害が大きい大豆などは4億3000万円花は約4億円サトウキビの倒伏、折損などは約3億9000万円水稲の倒伏などは2億3000万円。
 またビニールハウスなどの損壊と破損が約2500棟農地損壊が約850ヵ所農業用施設などの損壊が約460ヵ所となっている。
 林野関係では林地荒廃や治山施設、林道の被害などがある。

(10月13日付 第1回被害速報

(2009.10.16)