農政・農協ニュース

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「コウノトリ育む農法」が受賞  JAたじま

 JAたじまをはじめ同JAからなる「コウノトリ育むお米生産部会」、豊岡市、豊岡農業改良普及センターなどは安全・安心な米と多様な生きものを同時に育くもうという「コウノトリ育む農法」の取り組みが評価され、このたび環境省などが主催する「第1回生物多様性 日本アワード」保全プロダクト部門で優秀賞を受賞し名古屋市で10月9日、授賞式が行われた。

プレゼンするJAたじま中野成晃専務 同農法は2003年から豊岡市が推進してきたもの。自然農法で生産した米を消費者が購入することで環境保全と経済活動の両立に貢献できる点が評価されての受賞となった。
 JAたじまでは同農法に取り組む田んぼを「コウノトリ育む田んぼ」に認定、今年新たに4地域が加わり、現在19地域が認定されている(同JA広報誌「Relation」10月号)。
 また、開始時0.3haだった同農法での栽培面積は、現在212haに増え、取り組みは拡がりをみせている。
  10月7日には同農法で作られた「コウノトリ育むお米」の新米が初出荷され、産地精米を経て関東と関西エリアで販売が開始されている。
今年記念すべき第1回めとなった「生物多様性 日本アワード」は来年開催される「生物多様性条約第10回締結国会議」に向けて創設された

 

(写真)
上:プレゼンするJAたじま中野成晃専務
下:今年記念すべき第1回めとなった「生物多様性 日本アワード」は来年開催される「生物多様性条約第10回締結国会議」に向けて創設された

(2009.10.22)