農政・農協ニュース

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飼料用米給餌の鶏卵の供給量拡大  コープネット

 生協のコープネット事業連合では国産飼料用米を10%配合した飼料で育てた鶏の卵を販売しているが、11月30日までに会員生協の全店舗および宅配サービスでの取り扱いがスタートし、供給量が約2万6000パック/週から約3万3000パック/週に拡大する。

飼料用米給餌の鶏卵の供給量拡大 コープネット事業連合では、食料自給率向上に貢献するために、2008年11月から09年4月までの6カ月間、会員3生協の一部店舗(約60店)で、国産飼料用米を配合した飼料で育てた鶏の卵「こめたまご」(昭和鶏卵・埼玉県入間郡)の販売実験を実施し、販売計画を上回る実績をあげた。
 この実験販売が良好だったことから、09年5月からは、国産飼料用米を配合した飼料で育て、卵穀がピンク色の鶏卵「稲穂のみのりたまご」(養鶏場・岩手ファーム、盛岡市)を会員4生協の約100店舗と会員3生協の宅配サービスで販売し好評を得た。取り扱いがなかった生協からも要望があり、7月からは取り扱いのなかった3生協のSM店舗へ取り扱いを拡大した。
卵穀がピンク色の鶏卵「稲穂のみのりたまご」 そしてこの秋の収穫が終わり、養鶏場である岩手ファームの飼料用米確保量が昨年度より拡大し、約7万羽から約10万5000羽に拡大したことから取扱量も拡大した。
 なお、ちばコープは地産地消の観点から、千葉県産飼料用米を給餌した「こめたまご赤」(昭和鶏卵)を11月1日から店舗および宅配サービスで取り扱っている。
 「稲穂のみのりたまご」は10個入り238円(12月1週、税込み通常価格)。「こめこたまご赤」は6個入り173円(11月1週税込み通常価格)。

(2009.11.06)