農政・農協ニュース

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北海道の稲わらバイオ燃料製造を認定  農水省

 農水省は国内バイオ燃料の生産拡大をめざし、原材料に農林漁業有機物資源を利用する取り組みを支援しようと去年10月、農林漁業バイオ燃料法を施行した。これに基づき第5回めの認定となる「生産製造連携事業計画」を12月8日、発表した。

 農林漁業者や木材製造業者がバイオ燃料製造業者と連携した同計画で今回認定を受けたのは(有)ほなみとバイオ燃料製造する大成建設・サッポロビールの「北海道ソフトセルロース利活用プロジェクト稲わら原料バイオ燃料製造事業」。同事業は前者が稲わらを供給し、後者2社によってバイオエタノールを製造するというもの。稲わらの年間供給目標は7tで、燃料の年間製造は700lを目標としている。
 認定を受けた事業者には農業改良資金助成法などの特例バイオ燃料製造施設に係る固定資産税の軽減などの支援を受けることができる。

(2009.12.10)