農政・農協ニュース

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明けましておめでとうございます

2010年 新年ご挨拶  
社団法人農協協会会長 中川敞行

 新年明けまして、おめでとうございます。
 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。旧年に賜りました皆様方のご支援、ご協力に、心から厚く感謝申し上げます。
 私共農協協会は本年も引続きまして協同組合運動の発展を願って、微力ながらも力尽くして参る所存でございますので、宜しくお引き回しのほどお願い申し上げます。

2010年 新年ご挨拶
社団法人農協協会会長 中川敞行

 新年明けまして、おめでとうございます。
 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。旧年に賜りました皆様方のご支援、ご協力に、心から厚く感謝申し上げます。
 私共農協協会は本年も引続きまして協同組合運動の発展を願って、微力ながらも力尽くして参る所存でございますので、宜しくお引き回しのほどお願い申し上げます。
 昨年は、アメリカのオバマ大統領のキャッチフレーズ「チェンジ」に世界経済の回復を期待しました。また日本でも自民党から民主党への政権交代に期待しましたが、円高、輸出減、デフレ等で、失業者が増加して、世情はいまだに閉塞感に包まれているように感じられます。
 この閉塞感は、農業面に更に強く表れて来ております。農産物価格が下がり農家所得に影響するからです。50年前の農業者は900万人でしたが、現在は300万人で3分の1になっており、しかも老齢化しつつあります。そして不耕農地が、38万haもあります。現状での食料自給率は40%といわれていますが、このまま推移しますとさらに低下し海外からの輸入量を増やすことになりかねません。
 民主党はマニフェストで、自給率を10年後には50%、20年後には60%にすると掲げ、政権与党となりましたので、その実現に期待したいものです。
 自給率を上げるためには、生産者と消費者がしっかりとタイアップしなければなりません。物流費を合理化するためにも、各地域で地産地消の仕組みを確立することが望ましいと思われます。
 そして、農業者と消費者の接点には、地域の状況をよく知悉している地域の農協が位置して事業展開を進めて行くことだと思います。
 農協は、組合員農業者の生産活動に寄与することは当然のことですが、地域生活者の視点を充分に認識して地域の消費者との接点を拡大し農産物のPRに努めることも大切だと思います。
 当協会はご案内のように小さな団体でございますが、第25回JA全国大会の決議実現に向けまして、各地域の農協活動に資する情報等を提供申し上げ、農協運動の発展のためにお役に立って参る所存でございます。
 そして協同組合活動が寅年にちなんで、活発に前進して、明るい展望が開けますようご祈念申し上げます。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2010.01.01)