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農薬開発積立金60億円を新設 JA全農

 JA全農は、農薬に関する新規開発・権利取得などにともなう費用および開発農薬によるリスク負担の軽減をはかるために、「農薬開発積立金」を新設する。

 JA全農農薬事業のシェアは2000年に36%にまで落ち込んだが、その後、MY100の開発もあって現在は38%程度までシェアを戻している。
 また22年度には、大型水稲除草剤として期待されているAVH-301が上市される予定となっているが、こうした農薬の新規開発や既存剤の営業権等の権利取得の財源として、また、開発農薬で不慮の問題が発生した場合、費用の負担軽減をはかるためにこの積立金を新設することにしたという。
 積立目標金額は、開発などについてはメーカーと共同で行うので、必要と考えられる費用のおよそ2分の1に当たる60億円としている。
 なおこの積立金は、3月24日開催の総代会で承認されてから実施される。

(2010.02.08)