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特Aは前年と同数 Bランクはなし  コメの食味ランキング決まる

 平成21年産米の食味ランキングは、特に良好な特Aにランクされたものが20点で前年と同じだったと(財)日本穀物検定協会が2月15日発表した。

 前年と同じく全国125産地品種を食味試験の対象にした。結果は特Aに次いで良好なAランクの産地品種は38点で前年に比べ6点減少した。またAとほぼ同等のA’は64点で6点増加した。やや劣るBと、さらに劣るB’ランクの該当はなかった。
 作柄は全国平均98の「やや不良」で、一部産地では低温と日照不足などの被害を受けた地域もあり、前年産に比べばらつきがみられる結果となった。
 主な品種についてみると、コシヒカリは特Aが10点で前年より1点減り、Aは16点で前年と同じだった。
 ひとめぼれは特Aが6点で1点増加。Aは3点で前年と同数。
 ヒノヒカリは特Aが1点で同数。Aは8点で1点減少。
 あきたこまちは特A1点で同数。Aは前年と同じくゼロ。
 今回初めて試験した新品種では宮崎県霧島の「まいひかり」がAにランクされた。
 参考品種では山形県庄内の「つくばSDI号」と「つや姫」が特Aとなり、佐賀県の「さがびより」がAランクに入った。
 試験は複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米として白飯の外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価の6項目で対象米と比較する相対法で行った。
 特Aの品種と産地は次の通り。
 ひとめぼれ岩手県南宮城県北・県中山形全県福島中通・会津。
 あきたこまち▽秋田県北。
 コシヒカリ山形全県福島会津群馬北毛新潟中越・魚沼・岩船・佐渡山梨峡北長野東信京都丹後
 はえぬき山形全県
 にこまる長崎県南
 ヒノヒカリ熊本城北。

(2010.02.17)