農政・農協ニュース

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加工原料乳限度数量は4年ぶり減  2010年度畜産・酪農対策

 政府は2月23日、2010年度の畜産・酪農対策を食料・農業・農村政策審議会畜産部会に諮問し、加工原料乳の限度数量を10万t減らし185万tとしたほか、加工原料乳の補給金単価や畜産物価格などはすべて昨年度どおり据え置きとなる案を提出。審議会は同日、諮問どおり答申した。

答申を渡す鈴木宣弘部会長(右)と山田正彦副大臣 加工原料乳の生産者補給金単価はkgあたり11.85円と金額は据え置きとなったが、限度数量は4年ぶりに減少した。
 これについて審議会畜産部会の鈴木宣弘部会長は、審議会終了後の会見で「関連対策が遅れている中で価格が妥当だと言えるのか、という意見があった。限度数量が10万トン減っているので、酪農家の手取りを減らさないようにチーズや生クリーム向けの補てんなど関連対策の内容を条件に賛成するという意見も出された」と、審議の経緯について説明した。
 関連対策については24日、赤松広隆農水相が発表する。

(写真)
答申を渡す鈴木宣弘部会長(右)と山田正彦副大臣

加工原料乳生産者補給金単価と限度数量

 

指定食肉の安定価格

(2010.02.24)