農政・農協ニュース

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米の検査技術、腕競う  第7回JAグループ農産物鑑定会

 JA全農と全国JA農産物検査協議会は第7回JAグループ農産物鑑定会を3月12日、JA共済幕張研修センターで(千葉市美浜区)行った。

高成績だった5人の表彰者。(左から)萩尾義則さん・関根和義さん・加藤孝明さん・工藤修二さん・宮内誠さん

(写真)高成績だった5人の表彰者。(左から)萩尾義則さん・関根和義さん・加藤孝明さん・工藤修二さん・宮内誠さん

 

 鑑定会は検査員の技術向上や検査基準の統一、検査員同士の交流を図り、審査の信頼性を高める目的で2003年度から毎年行っている。今年は全国のJAグループ登録検査機関から22歳から58歳までの検定士、67人が参加した。
左から鑑定検査のようす。30分間で全鑑定を行う 全国の主産県から提供されたうるち玄米35点ともち玄米5点の計40点の等級を判定。日頃の検査技術を競った。
 今年度も高得点だった上位5人が表彰され、最も良い成績だったのはJAあいづの加藤孝明さん。「まさか自分が全国1位になるとは思っていなかった。今後このプレッシャーに負けないようにという気持ち。これからも日頃の練習を継続していきたい」と語った。その他の受賞者は▽工藤修二さん(JA津軽みらい)▽宮内誠さん(JA松山市)▽関根和義さん(JA佐野)▽萩尾義則さん(JAながさき西海)。
 全国瑞穂食糧検査協会の穴井貞義常務は「どんな場所や環境でも実力を発揮するのがプロ。鑑定のコツは1等の標準を自分の中でしっかり決めること。検査技術にばらつきがあるのが問題点だと感じた」と今年度の感想を述べた。
 新潟県農産物検査協会の内山勝博専務は「参加したことに誇りを持って今後も検査に携わってほしい。また精度の高い検査となるよう、指導的立場からも活躍していってほしい」とメッセージを送った。
 
(写真)鑑定検査のようす。30分間で全鑑定を行う

(2010.03.15)