農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

都市と農村、交流ネットワークを強化  JA都市農村交流全国協議会

 3月に設立されたJA都市農村交流全国協議会は22年度から活動を本格化させ年度内に300団体以上の加入を図るなど、ネットワークの拡大・強化をめざす。

 JAグループは第25回JA全国大会で決議した「くらしの活動の推進による新たな協同の創造」の具体策として、都市農村交流を促進することにしている。
 この取り組みは、都市部にとっては都市農業への理解、農村部には地域活性化、子どもたちに対しては食農教育、高齢者には生きがいづくりに役立つとの考えがある。
 全国協議会は、都市部と農村部のJAが組合員・地域住民のニーズや情報を相互に理解し、都市と農村の交流を進めることを支援するために設立された。会長には千葉県農協中央会の林茂壽会長が就任している。
 活動内容は、都市住民の農村との交流ニーズに関する調査・研究や、農村部の受け入れに関する事例集の発行、農村部の体験型貸農園の研究・開発や、受け入れ時の指導者育成などの研修会やセミナーも開催する。
 4月1日現在でJA41団体、都道府県中央会・連合会32団体、全国機関11団体の計84団体が加入している。協議会では年度中に300団体以上の加入を図る。

(2010.04.22)