農政・農協ニュース

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明大生が口蹄疫被害農家を支援  募金や寄せ書きなど集めて

 口蹄疫の被害に苦しむ宮崎県の農家に少しでも役立てばと明治大学の学生有志が募金や国に全面支援を求める署名活動を川崎市多摩区のキャンパスなどで展開している。

 ゼミやサークルなどを通じて6月上旬までに募金5万円と署名約200人分を集めたが、今後は応援メッセージの寄せ書きなども集めて農家を励ます。
 「大学生にも何かできることはないか…」と文学部4年の本宮弘康さんが中学時代の同級生だった農学部3年の岩瀬卓也さんに声をかけたのが活動のスタートだった。
 こうして商学部のゼミや体育会の一部、また酪農科学研究部(サークル)のメンバーも呼びかけに応え、現地農家の悲痛な声を集めたチラシを配ったりしている。
 同大学広報課によると、本宮さんは「自分の想いが広がっていくのが嬉しい」と語り、また岩瀬さんは「この活動をアプローチとして、問題意識を持ってくれる学生を増やせれば」とのことだ。
 募金は宮崎県庁を通じて被害農家に、署名はJA宮崎中央会を通じて首相と農水省あてに送られる。

(2010.06.08)