農政・農協ニュース

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都城の周辺農場は陰性確認―口蹄疫

 農水省は宮崎県都城市での口蹄疫発生農場の周辺農場の検査を進めていたが、対象の11農場すべてで陰性が確認されたと6月15日に発表した。

 都城市の1農場で発生した口蹄疫(280例目)は6月10日に3頭が遺伝子検査で陽性と確認された。
 その後、宮崎県は発生農場から1km以内の11農場から検体を採取し、(独)農研機構動物衛生研究所に送付、遺伝子検査(PCR検査)と抗体検査(ELISA)を実施した。その結果、すべての検体で陰性が確認された。
 そのほか農水省は都城市の移動制限区域内(発生農場から半径10km以内)の大規模肉用牛肥育農場への立入検査と、他の農場への異常の有無の聞き取り調査を行うことにしている。
 宮崎県で4月20日に1例目の発生が確認された口蹄疫による殺処分対象家畜は6月15日現在で19万9012頭(牛3万6821頭、豚16万2174頭、山羊8頭、羊8頭)となっている。
 ただ、まだ約3万頭が処理されていない。農水省は6月20日までの埋却をめざしている。

(2010.06.16)