農政・農協ニュース

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規格外品をWebでセット販売  コープネット

 生協のコープネット事業連合は、青果集品センターで選別・加工時に傷や曲がりなどが大きいため除去した農産物や、欠品防止のための予備品として発注した農産物を無駄なく販売・消費するために「もったいないセット(農産物)」として販売する。

 セット内容は、野菜を中心に3品以上で、検品を行い、品質に問題ない商品だが、予備品などを使うため、配達されるまでセット内容は未定だという。6月29日から宅配「コープデリ」のインターネット注文サイト「eフレンズ」で、1セット480円(税込)で受注を開始(配達は7月12日から)する。
 コープネットでは、「日本を、食卓から元気にしたい」をキャッチフレーズに、食料自給力の向上、地域の生産者応援、むだをなくす、の3つのテーマで食と食料生産に関する総合的な取り組みを進めている。その一環として今年4月から、産地での余剰農産物や規格の幅を広げた農産物をセットにした「産地支援野菜セット」(商品名)をWebで販売したが、好評で計画を上回る供給量となった。今回の企画はそれに次ぐ第2弾といえる。
 このほかコープネットでは、規格の幅を広げ、過度な選別をなくすことで、生産から消費にいたる効率化・短縮化をはかり、安定した農産物の調達と供給により低価格化の実現をめざすなどにも取り組んでいる。

(2010.06.29)