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北九州と熊本のくみあい飼料が合併調印 全農系列の広域再編進む

 JA全農の系列会社である「ジェイエイ北九州くみあい飼料(株)」(福岡市)と、JA熊本経済連の系列「熊本くみあい飼料(株)」(八代市)は7月6日、両社の社長が合併契約書に調印した。

 7月の臨時株主総会で承認を受け、10月1日に合併する。社名は「ジェイエイ北九州くみあい飼料」となる。
 合併後の飼料取扱数量は93万2000t(平成22度計画)。内訳は配合飼料86万8000t、単味飼料6万4000t。5年後には99万tを目指す。
 供給エリアは山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分の6県。
 合併後の資本金10億円。従業員数184人。
 新会社は経営規模の拡大と資本力の強化をはかり、製品の安全・安心の確保や老朽化などへの対応を目的とした設備投資を進める。
 福岡、大分などに4工場があるが、老朽化対応では熊本と長崎の設備を重点とする。
 全農は18年から系列飼料会社の広域再編を進めてきたが、今回の統合で一区切りついた形となった。
 20年にはJA東日本くみあい飼料とジェイエイ東海、またジェイエイ西日本とジェイエイ四国がそれぞれ統合し、それまで6社だったくみあい飼料会社は現在、北日本、JA東日本、ジェイエイ西日本、ジェイエイ北九州の4社となっている。

(2010.07.08)