農政・農協ニュース

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定額部分、一部地域除き年内に支払い 戸別所得補償モデル対策

 農林水産省は10月6日、戸別所得補償モデル対策の交付金支払い時期と交付事務を公表した。

 米のモデル事業(米戸別所得補償モデル事業)の定額部分(10a1万5000円)については、ほとんどの地域で12月24日までに支払いが行われる予定になっている。
 また、米価が下落した場合に補てんする変動部分は、来年1月までの相対取引価格を算定基準として交付単価を決定し、3月中に支払いを行う予定だ。
 転作の麦・大豆、新規需要米などの生産に支払われる水田利活用事業(水田利活用自給力向上事業)は、これまでの産地確立交付金
の支払いを念頭に、早い地域では12月から、遅くても3月中に支払いを行う。
 交付金の支払い手続きは以下のとおり。(1)市町村・地域水田協議会から農政事務所に対し、作付け面積データを送付(10月中旬まで)、(2)農政事務所から農家に対し必要事項を印字した交付申請書を送付(10月中旬から11月下旬)。(3)農家は農政事務所から送付された交付申請書の内容を確認。農政事務所に提出(11月上旬から12月15日頃)。
 農水省は交付金の支払い時期、支払い手続きについて農家に丁寧に説明していくとしている。

(2010.10.07)