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天皇杯は青森の境谷さん夫妻 農林水産祭の受賞者決まる

 平成22年度農林水産祭の天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞の受賞者が10月19日決まった。

 この3つの賞は7月までの1年間に農林水産祭参加行事(305件)で農水大臣賞を受賞した517点の中から選ばれた。
 表彰は勤労感謝の日の11月23日11時30分から東京・明治神宮会館で開く農林水産祭式典で行われる。受賞者は次のみなさん。
 【天皇杯】
 《農産部門》境谷博顕・キセ氏夫妻(青森県五所川原市)。経営は水稲、小麦、大豆。受賞理由は「地域の信頼を獲得し、集落と連携した農作業受託などにより大規模水田作経営を実現」
 《園芸部門》有限会社「お花屋さんぶんご清川〈小久保恭一代表〉(大分県豊後大野市)。経営は輪ぎく。理由は「マーケット起点の周年安定生産の実現と若手育成」
 《畜産部門》松崎隆・まり子氏夫妻(岡山市)。経営は酪農。「市街化が進む中、資源循環型酪農で目指した地域のオアシス」。
 《蚕糸・地域特産部門》松尾政敏氏(長崎県東彼杵町)。産物は茶。「適切な品種構成と徹底した『土・茶樹づくり』による高い収益性の確保」。
 《林産部門》協和木材(株)〈佐川広興代表〉(福島県東白川郡塙町)。産物は木材。「高度な製材技術と流通合理化により地域材の安定供給を実現」。
 《水産部門》漁業協同組合JFしまね福浦さわらの会〈桜井利弘代表〉(島根県松江市)。流通・消費拡大。「徹底した鮮度管理によるサワラの付加価値向上」。
 《むらづくり部門》下里農地・水・環境保全向上対策委員会〈安藤郁夫代表〉(埼玉県比企郡小川町)。「有機農業を通じた『美しくて豊かな里』づくり」。
 【内閣総理大臣賞】
 《農産》山本達美・博子氏夫妻(北海道中川郡豊頃町)。
 《園芸》(有)せいの農園〈清野俊博代表〉(青森県弘前市)。 
 《畜産》グローバルピッグファーム(株)〈赤地勝美代表〉(群馬県渋川市)。
 《蚕糸・地域特産》川満長英氏(沖縄県宮古島市)。
 《林産》大森三男氏(茨城県那珂市)。
 《水産》(株)丸う田代〈田代勇生代表〉(神奈川県小田原市)
 《むらづくり》大野ヶ原開拓組合〈武田孝司代表〉(愛媛県西予市)。
 【日本農林漁業振興会会長賞】
 《農産》(有)あっぷるふぁーむ〈小田浩二代表〉(京都府与謝野町)。
 《同》(有)せいわの里〈北川静子代表〉(三重県多気町)。
 《園芸》西都市野菜振興会中型カラーピーマン専門部会〈鬼塚長幸代表〉(宮崎県)。
 《畜産》上田尻牧野組合〈井博明代表〉(熊本県阿蘇郡産山村)。
 《蚕糸・地域特産》大家泉・明子氏夫妻(熊本県玉名市)。
 《林産》増田清氏(愛媛県西予市)。
 《水産》川尻磯もの部隊〈坂本亮一代表〉(茨城県日立市)。
 《むらづくり》特定非営利活動法人かまえブルーツーリズム研究会〈橋本正恵代表〉(大分県佐伯市)。

(2010.10.25)