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成長分野支援でファンド海外展開へも融資 農林中金が創設

 農林中央金庫は成長基盤分野の企業活動を支援する総額6000億円の融資枠を創設したと10月21日発表した。

業や、アジア諸国などへの投資と事業展開など成長基盤分野を担う企業に資金を供給して金融支援を行う。名称は「成長基盤サポートファンド」。
 幅広い企業のニーズに対応して融資額や融資条件についてより柔軟に取り組む。また融資枠の中には1000億円程度の外貨資金を含め、国内の企業活動にとどまらず、海外で事業を展開する現地法人などへの融資も行う。
 募集期間は平成23年3月末まで。融資期間は原則1年以上。
 農林中金は、日本銀行の「成長基盤強化を支援するための資金供給」という政策を踏まえ、8月に1000億円の「成長基盤強化資金ファンド」を創設。
 農林水産業や商工連携、アジア諸国などへの投資・事業展開、環境エネルギー事業などを重点として資金需要に応えているが、分野別では農業関係の申し込みが多い。このため農業以外の企業からの要望が多く出た。
 そこで、今回は一般企業向けに重点を置く「成長基盤サポートファンド」を新しくつくり融資枠を広げた。これで「成長基盤」の名がつくファンドは二つになった。
 「成長基盤強化資金ファンド」のほうも募集は来年3月末、融資期間は1年以上。
 問い合わせ先は農林中金投融資企画部TEL03-5222-2017

(2010.10.27)