農政・農協ニュース

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顧客に満足される事務処理めざして 共済事務インストラクター全国交流集会

 「JA共済事業の普及推進と契約保全は車の両輪である」いわれている。その「契約保全」を担当するJA本所・支所の共済事務担当者の業務に対して支援・指導を行い、質の高いサービス提供による組合員・利用者の満足度向上をめざす「共済インストラクター」の全国交流集会が、11月1〜2日の両日、JA共済幕張研修センターで開催された。

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 平成18年にスタートした「共済事務インストラクター」は、この10月末で全国で2763名と18年度末(812名)の約3.5倍に増え、各JAでの共済事務処理の適正化・迅速化、顧客対応力の強化に向けた活躍している。
 そうしたインストラクターの日々の取り組みでの問題や課題を共有し、活動の発展につなげようという全国交流集会には、全国から96名の代表が参加した。この交流集会は今年で2回目だが、今回のテーマは「お客様に満足される共済事務処理をめざして〜共済事務インストラクターとして出来ること〜」。
 第1日目の11月1日は、JAとぴあ浜松の坂本好巳さん、JA広島市の神田伸記さん、JA福岡市の武内郁子さんをパネリストに、パネルディスカッションが行われ、インストラクターとして取り組み内容や苦労、やりがいについて話し合われた。
 そのなかで、JAの支所(支店)を巡回するときには、引受日数の短縮などのテーマを持っていくようにし、コミュニケーションを大事にして、「指導というより支援」するという気持ちで取組むことで、インストラクターへの信頼関係が深まっていることなどが報告され、会場からも共感を得ていた。
 また、毎年仕組みが変わるなど「苦労も多いけれど、やりがいがある」「顧客満足を超えて感動を与えられるように」などの抱負も語られた。
 その後、8名単位に分かれ「新任窓口担当者への指導において工夫していること」をテーマに分科会が2日の午前にかけて行われ、最後に(株)すごい会議代表の大橋禅太郎氏が「すごいやる気」をテーマに講演して、全日程を終了する。

(写真)
あいさつする大山司JA共済連事務企画部長

(2010.11.02)