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無花粉スギの研究者など3人を表彰  平成22年度若手農林水産研究者表彰

 農水省は11月11日、今年度の「若手農林水産研究者表彰」の受賞者を発表した。(文中、一部敬称略)

 同賞は、農林水産業や関連産業の研究で優れた研究を行った40才未満の研究者を表彰するもの。平成17年から始まった。
 今年の受賞者は、飯嶋渉(農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター主任研究員)、岡崎哲二(大分県農林水産研究指導センター研究員)、斎藤真己(富山県農林水産総合技術センター主任研究員)、の3人。
 飯嶋氏は、これまで未利用だった動植物油脂を原料に副産物を排出せずにバイオ燃料をつくる技術を実用化した。
 岡崎氏は、ブタの凍結精液による人工授精法を開発した。この技術を用いて、高い生産性と衛生環境の養豚経営実現に貢献した。
 斎藤氏は、無花粉スギの遺伝様式を明らかにし、国内初の無花粉スギ「はるよこい」を品種登録に導いた。無花粉スギの大量増殖技術も確立した。
 表彰式は11月24日、幕張メッセで開催する「アグリビジネス創出フェア」内で、14時30分から行う。

(2010.11.12)