農政・農協ニュース

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"総合力"で勝利 JAとぴあ浜松がJA広報大賞

 JA全中は優良な広報活動JAに贈る平成22年度JA広報大賞の表彰式を2月10日、東京・大手町のJAビルで行った。今年はJAとぴあ浜松(静岡県)が大賞に輝いた。

大賞を受賞したJAとぴあ浜松の鈴木和俊理事長(右) 審査委員長の上野征洋氏は「それぞれの力量が上がってきており、激戦になった」と講評。そのなかで大賞を受賞したJAとぴあ浜松について「『総合力』の勝利」だと述べ、広報誌からホームページまでそれぞれの活動で幅広く力を発揮している「総合力」の高さ、広報活動に対するトップ層の深い理解と地域密着型の活動、平成19年度から21年度まで同賞の金賞を受賞している活動の継続性を評価した。

(写真)
大賞を受賞したJAとぴあ浜松の鈴木和俊理事長(右)


◆「アナログ」にこだわった広報誌作り

 表彰式を前に、JAとぴあ浜松広報課の飯尾課長が広報活動を報告した。
 同JAでは専任担当者を4人揃えた体制のもと、広報誌「とぴあ」、職場報「PRO」、地元新聞の紙面を活用したPR、ホームページなど、幅広い広報活動に対応している。
 広報誌作りでの特徴は「アナログ」にこだわっている点。写真はデジタルカメラが主流の中、写真技術向上のため、あえて現在も「リバーサルフィルム」を使ったマニュアル撮影を徹底している。レイアウトの構成や誌面で使うイラストも職員の手書きだ。
 また、第3者の目から見た広報活動を実施しようと、昨年度から「モニター制度」を導入した。求められる広報誌のヒントを収集するため、各地区の7支店からそれぞれモニターを2人選出してもらい、年3回アンケートを行っている。組合員から非農家のサラリーマン家庭など、さまざまな人から出る率直な声を参考に誌面作りに役立てている。


◆ファーマーズマーケット拠点に

 読んでもらえる広報誌作りに努める一方、市外や県外からも多くの来店客が訪れるファーマーズマーケットを拠点とした広報活動に目をつけた。入り口に広報誌専用のラックを置いてもらったり、食育に関する情報を店内に掲示することで、より多くの人へのPR効果につながっている。
 広報活動は各支店にまで広がりをみせ、今では支店内掲示用の「とぴあ新聞」の作成や支店ごとで広報紙を発行している。
 地元マスコミとのパイプ作りにも積極的で、情報提供や年に1度交流会を開いて活動の幅を広げている。
 鈴木和俊理事長は「合併後、市街地から農業地帯、中山間地を含む管内の一体感をどうやって維持していくか考えながら広報活動に力を入れてきた。今回の受賞がゴールではなく、これを機にさらに高い水準をめざしていきたい」と受賞の喜びを語った。

(今年度の受賞JA一覧はこちらの記事から)

(2011.02.14)