農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

「100歳まで農作業」 JAあづみで地域福祉フォーラム

 JAあづみ(長野県)は2月2日、安曇野市の安曇野スイス村で「地域福祉フォーラム」を開いた。
 「くらしの助け合いネットワーク"あんしん"」会員をはじめ、女性部や青年部、地域住民など約200人が参加した。

朗読ボランティアグループによる発表 同JAは昨年2月、“住み慣れた地域で安心して生き活きと暮らし続けられる里づくり”を目標に「あんしんビジョン」を樹立した。「100歳まで農作業で達者が一番」を中期目標に掲げ、今年はその実践一年目として取り組んできた。
 フォーラムでは1年の地域活動を発表するとともに、ビジョンの実現に向けて、今後JAにどういう支援が求められるのか、生き活き暮らせる地域づくりをどう進めていくべきか―という課題について考えた。
 活動報告は、ふれあい市安曇野五づくり畑の小口輔貴子さんが高齢者の買い物の手助けとなるよう昨年10月に始動した「御用聞き車“あんしん”号」について、生き活き塾の柴田道夫さんが「学校給食に食材を供給する会」の取り組みについて発表した。また朗読ボランティアグループのメンバーによる発表もあった(写真)。
 そのほか、あんしん広場やいきいき塾参加者などを対象に昨年実施した「いきいき健康調査」の結果報告や、「グローバルからローカルへ」をテーマに立教大学大学院の内山節教授による基調講演などがあり、参加者は地域福祉の今後のあり方を学んだ。

(2011.02.17)