農政・農協ニュース

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白河市などの歴史まちづくりを支援  農水省

 農水・文科・国交の3相は2月23日、歴史まちづくり法に基づく福島県白河市など3市の計画を認定した。

 歴史的建造物や伝統的な人々の活動からなる歴史的風致を維持向上させる地元の計画実施を国が支援する。今回は白河市と島根県松江市、岐阜県恵那市からの申請が選ばれた。
 白河には歴史的な建造物や街路が集積。また伝統的な年中行事や酒造業を中心とする伝統産業、さらには古来からの芸能が引き継がれている。
 松江には古代の遺跡群や神社があり、出雲神話に因む祭礼が今も続く。一方、近世の城下町もよく残り、茶の湯文化が息づくほか祭礼行事の伝統も続く。
 恵那には岩村城下町や中山道大井宿などに多くの歴史的建造物が残っており、また各地区では固有の祭礼や伝統を反映した産業・活動が行われている。
 同法は「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」といい、平成20年秋に施行された。

(2011.02.28)