農政・農協ニュース

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「協同組合のめざす姿を後世に伝えたい」 協同組合懇話会が通常総会

 JAグループなど協同組合運動に尽力してきた人たちで組織する協同組合懇話会は3月7日、東京・新橋の共栄火災本社ビルで第31回通常総会と「協同組合記念日の集い」を開き、50人ほどが参加した。

山内偉生代表委員 代表委員の山内偉生氏(元全中など)は、「先人の教えをかみ締めながら、どういう協同組合をめざすべきかを後世に伝えるのが我々の責務だ」として、昨年30周年を迎えた同会の歴史を踏まえて2012年国際協同組合年に向けた刊行物や、TPP問題についての冊子の発行などを企画していると述べた。
 正会員は6人減って269人、賛助会員は16会員で増減なしだった。会員数は毎年新規の入会者はいるものの全体としては減少傾向にある。「これからは女性も含めて会員の拡大を図りたい」(山内代表)とした。
 委員の改選では根本茂氏(元農林中金)が新たに常務委員となり、常務委員は15人になった。
 協同組合記念日の集いでは、産業組合歌の斉唱、平成22年に亡くなった会員6人への黙祷、同じく傘寿を迎えた3人への記念品贈呈、、古谷茂男JAはだの代表理事組合長を迎えて記念講演「協同がつくる豊かな地域社会」を行った。
記念講演を行う古谷組合長 古谷組合長は「先輩の職員からは代々、何かあったら組合員に聞け、組合員の立場で判断すれば大きな間違いはない、との教えをうけてきた。現実の資本主義社会の中では難しいこともあるが、軸足だけはぶれないように心がけている」とJAはだのの基本方針を述べ、次世代・地域(消費者)・アジアを軸にした「3つの共生運動」や、平成15年から取り組んだ組合員増加運動について報告した。地域との共生運動では、ちゃぐりんスクールへ参加する子どもたちの8割ほどが員外の子どもであることを紹介。「地域に農協を理解してもらっている」という。組合員数は当時6692人だったが、7年で1万1088人へ増加させたことなどを報告した(人数は21年度末現在)。

(写真)
上:山内偉生代表委員
下:記念講演を行う古谷組合長

(2011.03.08)