農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

放射能野菜の廃棄で『Q&A』  農水省

 東電福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染野菜などの廃棄について農水省は3月25日、『Q&A』形式の説明を作成した。

 原子力安全委員会緊急技術助言組織という機関の助言に基づくもので、福島などの関係県に連絡した。
 野菜については畑へのすきこみと焼却は望ましくないすでに刈り取ったものは一カ所に集めて保管するまだ刈り取っていないものはそのまま放置する、ことなどをポイントとしている。
 これによると、「焼却」とは市町村の廃棄物収集を通じて焼却することを含む。
 また「放置」後については、放射性物質の放出が終息した後に行うモニタリングで得られる濃度によって、改めて対応について情報が提供される。
 原乳については、埋設が困難な場合は自己所有地(草地など)などの中で場所を特定した上でなるべく狭い範囲で散布することが望ましい――などとした。

(2011.03.29)