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木材輸入、全品目で増加  林野庁

 林野庁は2010年の木材輸入実績をとりまとめ、すべての品目で前年より増加したと3月30日発表した。

 1年間の木材輸入額は前年比113%の9160億円で、2年連続1兆円を下回った。木材輸入先の1位は中国で輸入総額の14%を占めている。
 丸太の輸入量は476万m3、輸入額は880億円でともに前年比115%となった。カナダからの輸入量は前年比168%と大きく増えた。一方北洋材は年々減少している。
 製材は輸入量が642万m3、輸入額が2018億円で前年比115%、114%となった。輸入先はカナダと欧州が中心で、総輸入量の71%を占めている。
 合板は輸入量が前年比108%の265万m3、輸入額は前年比115%の1242億円。主な輸入先は総輸入量の54%を占めるマレーシア、ついで32%のインドネシアとなっている。
 木材チップは輸入量が前年比116%の1212万t、輸入額は同111%の2194億円となった。

(2011.03.31)