農政・農協ニュース

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JAバンクが利子補給を実施  農林中央金庫

 JAバンク(JA、県信連、農林中金)とJFマリンバンク(JF、県信漁連、農林中金)は、東日本大震災で被害を受けている農業者、漁業者の資金繰りの円滑化のため、借入金償還の期限延長などに取り組んでいるが、さらに金利負担が無利子となるような利子補給を実施すると4月12日に発表した。

 実施主体は農林中央金庫。今回の地震・津波による被害、原発事故による避難指示・出荷停止・風評被害を受けた農業者と、同じく原発事故による休漁、魚価安の影響を受けた漁業者を対象とする。
 助成対象はJAが貸し付ける農業資金で助成率(利子負担率)は最大で0.5%。対象融資残高は2500億円。対象期間は3年となっている。行政と各県内JAグループの利子補給と合わせて無利子をめざす。
 JFバンクもほぼ同じ枠組みで実施するが、こちらの対象融資残高は500億円となっている。

(2011.04.13)