農政・農協ニュース

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農産物の安全性を示す拠点に JA長野県グループが検査施設を竣工

 JA長野県グループの研究機関である(社)長野県農村工業研究所は4月18日、農産物の残留農薬検査施設「農産物安全管理センター」の竣工式を行った。センターは5月下旬から本格稼動する。

 同研究所は全国に先駆けて、平成4年度から県産農産物の残留農薬自主検査を行ってきたが、さらなる分析態勢の強化・充実をねらい最新設備を備えたセンターを新築した。
 従来より、1検体あたり179の農薬成分について検査期間の1日短縮が可能で、年間の検査可能検体数も増えた。今年度は、JA長野県営農センターが自主検査として計画している県内全JAの野菜・果実1700検体のほか、コメなども加えて年間2200検体以上の残留農薬検査を行う予定。
 今後、検査機器の移設や試運転調整などを行い、5月下旬から本格的に稼働する。JA長野県グループの農産物の安全性をPRする新たな拠点として期待される。

JA長野県グループが検査施設を竣工【施設概要】
○名称
(社)長野県農村工業研究所 農産物安全管理センター
○所在地
長野県須坂市大字須坂787-1
○規模
467.2平方メートル(鉄骨造平屋)
○業務内容
県産農産物の安全性確保を目的とした、農産物の残留農薬分析、無機成分の分析。

(2011.04.22)