農政・農協ニュース

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山村再生、生物多様性のガイドブックなどを無料頒布 アミタ持続研

 アミタ持続可能経済研究所は、山村の資源を活用した事業づくりを支援するための事例集『森と人を活かす山村再生(やま・むらづくり)―自律と自立をめざして』と、生物多様性を守る農業の普及促進のためのガイドブック『生きもの田んぼ&生きもの畑を育む実践アイデア手帖』をつくった。2冊とも無料で頒布している。

 『森と人を活かす山村再生』は、同社の山村再生プロジェクト委員らによる提言と、全国31カ所の事例をまとめたもの。事例は、都市との交流、ものづくりなど項目別にわかれている。B5版フルカラーで165ページ。
 また、23年3月4日、5日に開催した山村再生セミナーの公演、パネルディスカッション、事例発表を収録したDVDもあわせて頒布している。DVDは2枚組で5時間収録。
 生物多様性の『アイデア手帖』は、全国の食料生産と生物多様性保全の両立をめざす農業の16事例の紹介のほか、農薬を使わずに天敵を使って病害虫を防除するやり方、生物多様性でブランド力を高めるマーケティングなどについても解説している。B5版フルカラーで59ページ。
 あわせて、農業と関係の深い生きものを50枚のカードにした「生きもの田んぼ&生きもの畑 ものしりカード48+2」も制作した。名刺サイズのフルカラーカードでドジョウやカエルなどを写真と解説文で紹介している。
 これらはすべて希望者に無料で頒布している(送料は自己負担)。希望者は同社ホームページで申し込む。頒布はなくなり次第終了する。

                     『アイデア手帖』                『森と人を活かす山村再生』

(2011.04.25)