農政・農協ニュース

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被災地域のための農業技術をHPで提供  農林水産技術会議

 農林水産省では、東日本大震災の被災地域における農業生産の正常化のため、これまで全国の試験研究機関等で公表されている農業技術等のうち、被災対応の農業技術として早急に被災地への情報提供が必要と考えられるものについて「被災地域のための農業技術」としてとりまとめ、行政、普及指導センター、JA等の関係機関に情報提供を行っている。

 この技術情報の提供は、当面の農作業について農家に技術指導を行うときに参考となる技術情報を紹介したもので、下記の農林水産技術会議事務局HPからアクセスできる。
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/nogyo_gizyutu.htm
 現在、紹介されているものは、
 「水稲の晩植技術」として、
水稲の移植栽培における晩限日の推定について(農研機構 中央農業総合研究センター)
水稲の晩植栽培における技術的留意点 (農研機構 作物研究所)
 「水田の除塩対策」として
津波による浸水を受けた低平地水田の除塩対策(農研機構 農村工学研究所)
 「田面、畦畔の微細な亀裂の修繕技術」について
軽焼マグネシアを主成分とする土壌硬化剤
コンクリート水路の簡易補修について
農家・地域住民による水路の簡易点検・診断・補修マニュアル
(いずれも、農研機構 農村工学研究所)
その他
が掲載されているが、順次追加していくことになっている。

(2011.05.10)