農政・農協ニュース

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過去最高の15億円 役職員の復興支援募金

 JAグループは役職員、正准組合員、青年・女性組織メンバーを対象に平成23年3月14日から4月28日を実施期間として緊急救援を目的に募金活動を実施した。この取り組みの結果、総額は過去最高の14億4800万円となった。

 この復興支援募金は岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉の各県のJAグループ災害対策本部等に贈呈する。農業関係の被害やJAの被害状況、死者・行方不明者などを勘案して贈呈額を決めた。
 その結果、JA岩手中央会3億円、JA宮城中央会4億3000万円、JA福島中央会4億3000万円、JA茨城県中央会1億円、JA千葉中央会5000万円、JA栃木中央会1000万円が贈呈される。このうち岩手、宮城、福島の3県にはすでに総額8億円の1次支払いが行われている。
 また、被災県近隣中央会の支援活動とJAグループ支援隊にかかる経費を支援するため7500万円ほどを募金のなかから交付することも決めた。
 復興を支援しようとJAグループには今後も引き続き募金が寄せられることも考えられる。このため以下のような取り扱い方針も決めた。
 ▽被災県のJAグループに対して行われる募金活動は県域またはJAの任意の取り組みとして行う。
 ▽全中ではJAグループに対して寄せられる募金の受け入れ口座として、今回のJAグループ復興支援基金の振り込み口座を23年12月末まで開設する。
 ▽全中に寄せられた募金は、JAグループ支援隊の使用備品の購入などの経費の一部や支援活動記録の作成費用等の一部に充当する。

(2011.06.15)