農政・農協ニュース

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全国22県から410品が出展  第44回全農乾椎茸品評会

 JA全農は全国の乾椎茸生産者の技術と生産意欲の向上をめざし、毎年「全農乾椎茸品評会」を開いている。44回目の今年は6月10日、埼玉県久喜市のJA全農椎茸事業所で行い、生産者らが1年の成果を出品し競い合った。

大賞授賞者(左から)米田氏、高橋夫妻、兼澤夫妻、桑名夫妻、野中氏、山嵜夫妻(写真)
大賞授賞者(左から)米田氏、高橋夫妻、兼澤夫妻、桑名夫妻、野中氏、山嵜夫妻

 今年の品評会は、「がんばろう日本! 支えあい、ともに乗りこえよう!」とのメッセージとともに、「農協種菌の植菌を増やし生産拡大」、「里山の保全育成と地球温暖化防止」など4つのスローガンを掲げ、生産者同士や実需者らとの情報交換も行った。
全国22県410品が出展された展示会 今年は全国22県から合計410品が出展され、JAいわて花巻(岩手県)の兼澤平也、静子夫妻ら6者が農林水産大臣賞を受賞した(下参照)。兼澤夫妻は3月11日以降、震災の影響で乾燥ができなかったが、2月にハウスで採取したものを出品し見事大賞に選ばれた。
 団体優勝はJA全農とっとり、準優勝はJA全農いわて。
 県別で最も出品数が多かったのは大分で65品、次いで茨城が58品、岩手が46品だった。

(写真)
全国22県410品が出展された展示会

 全6部門の農林水産大臣賞授賞者と所属JAは次の通り(敬称略)。
【こうしん大葉厚肉の部】
高橋茂行、百合子(JAひがしうわ、愛媛)
【こうしん大葉中肉の部】
桑名二朗、享子(JA伊豆の国、静岡)
【こうしん中葉厚肉の部】
兼澤平也、静子(JAいわて花巻)
【こうしん中葉中肉の部】
野中一男(JA伊豆の国)
【花どんこの部】
米田一成(JA鳥取中央)
【上どんこの部】
山嵜保、佳代(JA松阪、三重)

(2011.06.20)