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JAあいち知多「げんきの郷」など105社を公表 震災復興への貢献で  中小企業庁

 中小企業庁は8月2日、東日本大震災被災地域の復旧・復興に向けて貢献した中小企業105社の取り組みをまとめて公表した。

 公表されたのは、被災を乗り越えて事業を再開したり、被災者の雇用確保や事業支援などに貢献した中小企業など。
 JAグループ関連ではJAあいち知多(愛知県)の100%子会社「げんきの郷」が入った。評価されたのは、JAあいづ「まんまじゃ」、JAすかがわ岩瀬「はたけんぼ」、JA伊達みらい「んめべ」(以上、福島県)、JAいわて花巻「母ちゃんハウスだぁすこ」(岩手県)の被災地の4ファーマーズマーケットに当地の農産物を持って行っての支援販売や、生産者同士の交流を図った取り組みなど。向こう3年間は被災地農産物の信用回復、販売支援に取り組むなど長期的に支援を続ける予定だ。
 そのほか、金芽米10万食と大型炊飯器20台を出しての炊き出し支援や被災者を正社員雇用した東洋精米機製作所や、仮設住宅建設のための杭木1000本を提供した長崎県の対馬森林組合など、さまざまな支援活動を紹介している。
 今回の公表内容は中小企業庁ホームページなどで紹介しており、8月中に冊子としてまとめる予定。中小企業庁では、被災地の早期復興に向け今後も支援活動に顕著な功績をあげた企業を紹介し続けるとしている。

(2011.08.05)