農政・農協ニュース

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23年産米の作柄、「平年並み」で推移 8月15日現在

 農林水産省は8月15日現在の水稲の作柄概況を31日に発表した。

 早場地帯(8月15日現在の出穂済面積が平年ベースで8割以上を占める地域)の19道県の作柄は、おおむね「平年並み」と見込まれている。
 「やや良」(作況指数102〜105)は、岩手、宮城、福島、富山の4県。「平年並み」(同99〜101)は、北海道、青森、山形、茨城、栃木、千葉、新潟、石川、福井、長野、三重、滋賀、鳥取、島根の14道県。「やや不良」(同95〜98)は秋田の1県となっている。
 早場地帯では5月下旬から6月中旬にかけての日照不足の影響で分げつが抑制され、一部地域をのぞき、全もみ数が平年並み、またはやや少ないと見込まれるが、登熟は順調に推移しているという。
 一方、遅場地帯(沖縄県(第二期稲)を除く27都府県)の生育は5月下旬から6月中旬にかけて日照不足等があったものの、その後の天候が良好となったため、25都府県が「平年並み」、徳島(普通栽培)と長崎が「やや良」となっている。
 全国の水稲作付面積に占める早場地帯の割合は22年産で66.5%となっている。

(2011.09.01)