農政・農協ニュース

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台風12号の農林水産被害額、534億円 政府が激甚災害指定

 台風12号のよる暴風雨、豪雨の災害を政府は9月20日の閣議で激甚災害に指定することを決めた。

 農林水産省のまとめでは9月16日現在で農業関係の被害額は水稲、大豆、野菜などの倒伏、冠水で31億円、農地の損壊で57億円などあわせて153億7600万円の被害額が報告されている。
 林野関係は336億1300万円。水産関係は13億円で合計534億となった。
 農業関係の県別被害報告は三重県43億円、兵庫県21億円、和歌山県19億円などとなっている。被害は26道府県に及んでいる。
 激甚災害制度は災害復旧事業の国庫補助のかさ上げ等、地方公共団体に対する特別の財政援助を実施する制度。今回は適用すべき措置として「公共土木施設災害復旧事業(林地荒廃防止施設、漁港など)に関する特別の財政援助」、「農地等の災害復旧事業等に係る補助の特別措置」、「農林水産業共同利用施設災害復旧事業費の補助の特例」などを指定した。

(2011.09.21)