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交渉参加前の条文案共有認めず TPP参加国が再確認

 TPP交渉参加9カ国は12月5日から9日までマレーシアで第10回会合を開き、2012年に交渉を終了させるための今後の進め方などを議論した。

 外務省、農林水産省、経済産業省が交渉の概要をまとめた。
 それによると会合では「投資」、「サービス」、「原産地規則」、「知的財産」の分野で作業部会を開催するとともに、農産物や繊維などに関する市場アクセスについての2国間協議も行われ、200人近くが会合に出席した。いずれの協議でも進展があったという。
 また、今後の交渉作業計画を来年1月中旬までに各作業部会が描くことで合意。来年中には5回の交渉会合をする予定とした。
 次回は来年3月初旬に豪州で開く。
 また、今回の会合で9カ国はオブザーバー参加や交渉参加前の国との条文案の共有は認めないという従来の方針を再確認した。そのほか交渉会合中は、交渉参加に向けて協議を開始する国とは協議を行わず、二国間協議はそれぞれの国の首都で行うという点でも意見が一致した。

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