農政・農協ニュース

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特栽米をサイコロ型パッケージで新発売  JAにいがた南蒲

 JAにいがた南蒲(新潟県)はおみやげ用に最適なパッケージで特別栽培米「白鳥の暮らす清流の恵み 越後三条米」の販売を12月16日から始めた。三条市と共同プロデュースしたアイデア商品だ。

 今回発売された「越後三条米」はサイコロ型のパッケージに300g(2合分)をパックした新しいスタイル。1個500円で箱入りの3個セットもある。おみやげとして配ったり、試しに食べてもらいやすいサイズだ。
 この特別栽培米は農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分を慣行栽培米の50%以下に抑えて栽培したもの。同JAでは数年前から栽培に取り組んでおり、現在、市内に80戸の栽培農家がいるが、独自に精米販売するのは今回が初めて。これまでは全農への委託販売のみだったが、オリジナルブランドとしてアイテムを増やしていこうと考えていたときに市から企画の提案を受けた。
 三条市は市内の小中学校で特別栽培米を採用した週5日の完全米飯給食を実施している。こういった点から全国でも食育先進地として注目されており、市では「この付加価値のある米を多くの人に届けられたら」とJAに発案したという。
手のひらサイズのパッケージ 現在は同JAのホームページやJAの資材センターをはじめ市内のホテルや観光施設などで販売しているが、今後は全国展開を図っていきたい(三条市営業戦略室)としている。同JAも「米を通じて三条市のPRや他の農産物まで波及していければ」と期待している。

(写真)
手のひらサイズのパッケージ

(2011.12.19)