農政・農協ニュース

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JA中札内村などに大臣賞 環境保全型コンクール

 第17回環境保全型農業推進コンクールの受賞者が2月17日決まった。

 有機農業をはじめとする環境保全型農業で経営や技術の改善に取り組み、農村環境保全を通じて地域の発展に貢献している農業者・団体を表彰するもの。 全国環境保全型農業推進会議の主催で今年度は65事例が応募。うち52事例が各都道府県の推進協議会などから全国会議に推薦された。審査の結果、特に優良と認められる事例8点が「大賞」(農水大臣賞)に選ばれた。
 ほかに優秀賞(推進会議会長賞)12点、同JA全中会長賞2点、奨励賞27点。
 表彰式は各地方ブロックごとにそれぞれ3月中に行われる。

 大賞の受賞は次の通り。
▽北海道・JA中札内村
▽秋田・大潟村有機農業推進協議会
▽山形・(株)和農日向
▽茨城・魚住農園
▽山梨・(財)シルクの里振興公社
▽愛知・JA愛知東和牛・肉牛・酪農部会
▽長崎・岩崎政利
▽鹿児島・志布志市茶業振興会有明支部・有明町茶業振興会


【JA中札内村】
 有機質資源の地域内循環により化学肥料を5割以下に削減していること、秋まき小麦の前作に枝豆を導入した5年輪作により化学合成農薬を5割以下に削減していること、村内農家153戸のうち109戸(71%)がエコファーマー認定を受け、地域ぐるみで取り組んでいる。

(2012.02.27)