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東南アジア各国の栄養改善を支援  味の素の社会貢献活動

 味の素グループは1999年から実施している「食と健康」国際協力支援プログラムの2012年度社会貢献活動として9か国で13件のプロジェクトを支援する。

 このうちカンボジア、バングラデシュなど東南アジアおよび南米の6か国で新たに12年度から6プロジェクトへの支援を開始する。
 うち一例をカンボジアでの「プノンペン市貧困地区の母親エンパワーメントによる家庭の栄養改善」という新規支援プロジェクトに見ると、母親が栄養の知識を増やし、入手できる食材を活用して栄養バランスのとれた食事を家族に提供できるようになることを目指している。
 実施する活動は▽栄養セミナー開催▽メニュー考案と調理実習▽子どもへの給食。実施団体は日本カトリック信徒宣教者会。対象は180世帯935人。支援金額は193万円(12年度)。
 味の素グループは実施団体に資金を提供し、実際にプロジェクトで使用される調味料などは、現地法人のカンボジア味の素社が行う予定。

 なお9か国13件への支援総額は2163万円(同)となっており、実施団体は全体として特定非営利活動法人、認定NPО法人などが目立つ。

〈エンパワーメント〉問題解決のために自律的に行動する力を弱い立場の人たちに与えること。


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