農政・農協ニュース

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【JA人事】 中里勝彦氏が新組合長に 「農家経営の安定が最重要課題」  JA佐久浅間(長野県) (5月24日)

 佐久浅間農業協同組合(JA佐久浅間、長野)は5月24日に第13回通常総代会を開き、役員の改選を行った。中里勝彦氏が新代表理事組合長に選任された。

中里勝彦氏【JA佐久浅間 役員】(敬称略)
▽代表理事組合長 中里勝彦(写真右)
▽代表理事副組合長 井出健
▽常務理事 岡本眞一
▽常務理事 小林一成
▽代表監事 松川公一
▽常勤監事 秋山秀子

【組合長略歴】
なかさと・かつひこ
昭和18年10月9日生まれ
平成12年5月JA佐久浅間監事、18年5月同理事

【組合長就任にあたって】

農畜産物の振興と生産販売事業に力を入れる

 このたびの役員改選にともない、代表理事組合長に就任いたしました。もとより浅学非才の私ではありますが、全力で職務を全うする所存でございます。
 農業やJAを取り巻く環境は益々厳しさを増しております。その中で最重要課題としては当JAで昨年10月31日、本年4月11日に発覚した一連の不祥事にともない、県知事より業務改善命令を受けたことであります。組合員ならびに利用者の皆様に重ねて多大なるご迷惑をおかけしたことに対しまして心よりお詫び申し上げます。今回の業務改善命令を厳粛かつ重く受け止め、自ら先頭に立って不祥事再発防止に取り組んでまいります。
 また、農業と農家の発展なくしてJAの発展はないと考え、農家経営の安定を最重要課題ととらえています。農家手取り確保をめざし、農畜産物の振興に取り組み、生産販売事業に力を入れていく所存であります。
 重ねて、総代会においてご承認いただいた“TPPから日本の食と暮らし・いのちを守り交渉参加阻止実現に向けた県民運動の展開に関する特別決議”の通り、引き続きJAグループはもとより、消費者団体、医療関係団体などとの連筋を一層強化し、TPP交渉参加阻止に向けて闘っていく覚悟であります。
 当JAも合併以来、第13期事業年度を迎えて県内屈指のJAとなりました。盤石の基盤をもとに激変する時代に対応し、組合員や地域の皆さまから信頼を頂ける事業を展開することが、後を引き継いだ役員の使命であると考えております。そのためにも、役職員一丸となった財務の健全化とJA改革に取り組んでまいりますので、より一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、就任のごあいさつといたします。

(2012.06.08)